近い現場
今年はなかなか寒くなりません。
10月中に剪定した家のモミジなんか、ところどころ新芽が出ています。
残暑のあるうちに剪定した木が落葉までに幾らか伸びてしまうことはありますが、10月に入ってから手を入れた木が伸びるというのは珍しいです。
以前、一番近い現場は隣の家だと書きましたが、今日は2番めに近い現場、隣の隣の家です。
色々植えてあり、細かいのは自分でやるからマツだけやって欲しいとのこと。
なかなか格好良い枝振りです。ここの方は90過ぎで元気に畑仕事をしています。でっかい白菜を2つも頂きました。マツは自分の父親が植えたものだとか。数年前までマツも自分で手入れしていたというから驚きです。
丁度一人一日で終わりました。
さて話は変わって趣味の話題。
先日いつものように漆をいじっていたら、カミさんが「漆を扱えるなら金継ぎもできるでしょ」と言って金継ぎの本と割れた皿を持ってきました。
まぁ興味はあったので材料と道具を揃えようかと色々調べたのですが、道具はともかく金粉がえらい高いです。
純金だから高いのは当たり前なんだけど、1gで8,000円くらいします。
これはおいそれとは手を出せません。どうしようか迷っていたところ、金継ぎの本に「漆だけで仕上げても良い味わいになります」と書いてあったので、取り敢えずやってみました。
直径15cmくらいの取り皿。綺麗に割れていたので丁度良かった。
割れたものをくっつけて、割れ目に細筆で朱合漆を塗って乾くとこうなります。金にする場合は漆が程よく乾いた頃合いを見計らって(そのタイミングが肝らしい)金粉を蒔いて乾かすようです。
割れる前より面白くなりました。こうなると次は金粉を使ってみたくなるな。
2015/11/24 記